日越首脳会談から見えたベトナムビジネスの今後

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はじめに 

2021年11月22日~25日にベトナムのファム・ミン・チン首相が来日されました。安全保障分野や新型コロナ(COVID-19)への対応など多くの分野で協議が行われました。そのなかでもベトナムビジネスの分野に絞って考察しました。また、今回の来日にあたって、ベトナム現地メディアでも大きく報じられたので付せて解説していきます。 

 

今後のベトナムビジネス優先分野 

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策における協力 

今回の首脳会談を通して、日本政府がベトナムに対して150万回分の新型コロナウイルスのワクチンを追加付与することが公表されました。日本は既に付与したワクチンを含めると約560万回分に上ることになります。塩野義製薬とは飲み薬の治験をベトナムで行うことや、ワクチンの製造技術移管に向けての策などが協議されました。 

2国間おけるデジタル社会の今後 

ポストコロナにおいてはデジタル社会が重要な役割となっていくことが確認されました。具体的にはデジタルトランスフォーメーションや5G、情報セキュリティの協力などです。また、ベトナムのスマートシティの開発には実証実験や外資系企業の参入もされています。日本企業においては具体的な案形成の調査が必要になってくると思われます。 

持続可能なエネルギー開発 

現在、ベトナムでは太陽光発電バイオマス発電といった将来が有望である再生可能なエネルギーの開発に積極的に取り組まれています。同国では電力需要も増加しており、大型石炭火力発電の開発を進める傾向がある新興国には、再生可能エネルギーへの試みは評価が高まると予想されます。 

まとめ 

今回のベトナム首相の来日には、日本との引き続き友好的な協力関係を築いていくことが確認出来ました。その中には新型コロナウイルスへの対策やデジタル経済についてなどお互いの意思を把握できたことは有意義な期間であったと言えるでしょう。 

 

今回は、日越首脳会談から考察する有望なビジネス分野について解説してきました。詳しくはこちらの記事を参考にしていただきたいです。 

 

ベトナム首相来日:日越首脳会談から考察する有望ビジネス分野 | VietBiz(ベトビズ) 

 

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