ベトナム乳製品市場参入の見通し

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はじめに 

ベトナム人の食品衛生と栄養への意識は年々高まっており、牛乳や乳製品の需要が上がっている。ベトナムは日本と違って、牛乳などの乳製品を取り入れることは習慣付けられていなかった。しかし、近年では生活に欠かせない物とまでなった。今回はベトナム乳製品のニーズや乳製品市場参入の可能性について考察する。 

 

市場規模 

2020年のベトナム乳製品市場の規模は58.6億ドルと推定され、前年度と比べて8.3%の成長が見えた。また、10年間ではヨーグルトやチーズを中心に、平均で11%の成長率を維持している。乳製品市場はコロナ禍でも影響をあまり受けなかった。少し下がった消費量は教育機関の閉鎖が原因とされるものであり、再開されれば増加傾向に戻るといわれている。 

 

ベトナム消費者のニーズ 

ビーンサーベイの調査によると毎日牛乳を購入する人は64%いた。そこには習慣や健康による購入理由が大きく、製品ごとでは「無添加」や「良品質」があげられた。 

また、日本文化とは違う点もある。例を挙げると「コンデンスミルク(加藤練乳)」がベトナムでは定番である。日本ではイチゴにかけるかお菓子作りに使うのかの2択のように考えられる。一方ベトナムでは幅広く使われ、コーヒーなどにも使用される。こういったベトナム人によるニーズを把握することも重要である。 

 

参入のポイント 

乳製品市場に参入する際の重要事項を羅列していく 

・安全性と高品質を全面的に出す 

ブランディングに力を入れる 

・ファミリー向けに宣伝し、親も取り込む 

 

未開拓市場 

牛乳は消費者の嗜好があり、新規獲得が難しいとされているが、ほかにチャンスがある市場がある。高齢者の増加により、「粉ミルク」は需要が上がってきた。今後も伸びると思われている。他にもアイスクリームやチーズは多くの機会を秘めていると言える。 

 

最後に 

今回はベトナム乳製品市場参入の見通しについて解説してきた。詳しくは下記の記事を参考にしていただきたい。 

ベトナム乳製品市場の動向分析|日本企業の参入機会を考察 | VietBiz(ベトビズ) 

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