ベトナムのバイオマス燃料に光あり

ベトナムバイオマス燃料に光あり

はじめに

ベトナムバイオマス市場は有望とみられ、2020年ごろから日本企業やベトナム企業が水面下で動いていた。今後も活発になると思われる。今回はバイオマス燃料についての可能性について解説する。

バイオマス燃料とは

バイオマス燃料とは石油石炭に代わる生物由来の資源を燃料とするものである。この「生物由来の資源」とは木質ペレットや籾殻、稲わらなどが該当する。また、バイオマス燃料が注目されるわけは二酸化炭素削減や再生可能エネルギーに該当するためである。その中でもベトナムバイオマス燃料は価格が安く、大量に存在することから注目されている。バイオマス燃料にも林業系と農業系に分類される。

林業バイオマス燃料

ベトナムは比較的に林業が盛んであり、木材の輸入が多い。それゆえに木材が多く流通している。林業バイオマス燃料には森林木材、間伐材、林地残材、木材ペレットがあげられる。特に中部から北部では人工林が集中しており、木材ペレット製造が活発である。バイオマス燃料の安定供給を実現させるには適正な産地特定とその流通情報などを把握する必要がある。

農業系バイオマス燃料

ベトナムでは米やカシューナッツ、コーヒーが世界的に見てもトップクラスの輸出量を誇る。そのほかにもライチ、天然ゴムなども世界市場を支える農作物が多く存在する。これは農業大国であるのと同時に有望なバイオマス燃料になりうることを示している。加えて、農産物の輸入もあることから、その農産物をバイオマス燃料へと加工するような流通構造もみられる。

まとめ

バイオマス燃料は2025年からさらに活発になっていくと思われる。本稿では農業系と林業系のみの紹介であったが、そのほかのバイオマス燃料の可能性にも注目である。

最後に

今回はベトナムバイオマス燃料について解説した。
詳しくはこちらの記事を参考にしていただきたい。
ベトナムのバイオマス燃料の結論【2025年見通し】最も有望なバイオマス燃料 | VietBiz(ベトビズ)

 

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